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リスケジュール

ホワイト会議室

採算性把握

同僚間の会議

新規出店シミュレーション

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図8.png

01

​リスケジュール

​お客様の状況とご相談内容

ハウスメーカーの断熱材の配送を受注していたDさま。新型コロナウイルスの影響によって、住宅着工件数が大きく減少し、ハウスメーカーからの受注も減少しました。トラックは50台保有していましたが、15台は稼働する目途が立たず、人件費や家賃、リース料などの固定費を支払うための売上高を確保できず、手元現預金は枯渇している状況でした。このままでは、3カ月後に資金ショートが迫っており、この状況を打破するために、当社へ相談に来られました。

​ステップ1

現状把握と関係各位へリスケジュール依頼

まず、当面の資金がいつまで繰り回るのか、実績6カ月と予想6カ月の資金繰り表を作成しました。稼働していないリース車両については、売却査定を行うことで毎月の固定費圧縮を検討しました。同時並行で、金融機関へ借入金の返済ストップを依頼することで、手元現預金の流出をストップしました。その際、金融機関より暫定的にリスケジュールには応じるが、今後の返済に向けた「経営改善計画書」を作成してほしいとの依頼を受けました。

ステップ2

経営改善計画書の作成

少額でも返済をスタートしていくための返済計画として「経営改善計画書」をお客様と作成しました。トラック売却スケジュールや、取引先への営業方法の見直し、コスト削減策などのアクションプランをまとめ、それに基づいた数値計画を算出しました。そこから、損益計算書と貸借対照表、キャッシュフロー計算書を作成し、今後の資金繰り表を作成することで、金融機関借入金の返済スケジュールをまとめました。

ステップ3

リスケジュールの正式受入

今後5年間の「経営改善計画書」を金融機関へ提出しました。金融機関数は8行と多く、メインバンクと当社主導のもと、バンクミーティングを開催することで、経営改善計画書を各金融機関へ説明して計画に対する同意書を徴求しました。当面3年間の返済ストップが金融機関に受け入れられ、資金繰りの安定化につながりました。

お客様の声

​Ⅴ

日が経過するごとに手元資金が減少していくことに恐怖を覚えました。従業員に相談することができず、金融機関にも融資を断られていたため、どうすれば良いかわからず、相談することができて心の支えとなりました。新型コロナウイルスの影響で、依然として収支状況は厳しいものの、資金繰りは何とか目途が付いているため、少しホッとしています。今後は、一人で抱え込まず、何かあればすぐに相談していきたいと思っています。

アンカー 1

​お客様の状況とご相談内容

訪問介護、デイサービス、老人ホームを経営しているEさま。福祉事業を手広く行っており、自社で訪問から施設まで完結する仕組みを作ったものの、各事業単位で採算が取れているのかわかりませんでした。順調に黒字推移していたが、介護報酬制度が改訂されたことがきっかけで全体収支がマイナスとなりました。どこか赤字事業なのかわからず、どこを改善すれば良いかわからず、当社へ相談に来られました。

​ステップ1

現状把握

まず、お客様とどの単位で細分化した収支資料を作成するか打ち合わせを行いました。その際、事業所の整理としてビジネスモデル図を作成しました。ビジネスモデル図より、拠点別事業別(訪問介護①、訪問介護②、デイサービス①、デイサービス②、老人ホーム)に分解することができました。細分化の精度については、毎週毎の会議資料として使用して、収支資料をもとに戦略立案が必要であるため、精度よりも資料作成のスピードを重視しました。そこで、会社全体の収支資料を主要勘定項目に絞って、拠点別事業別に切り分けて、収支資料を作成していくことに決定しました。

ステップ2

拠点別事業別の収支資料の作成

拠点別事業別に切り分けるため、まず国保連へ売上を請求する際の売上伝票から、売上高を細分化しました。そして、明確に切り分けることができる固定費(人件費、家賃、水道光熱費など)について、台帳から細分化しておおよその収支資料が出来上がりました。旅費交通費や接待交際費、雑費など少額経費については、人員数別に按分比率を算出して概算で切り分けました。

ステップ3

戦略立案

完成した拠点別事業別の収支資料をもとに会議を設定しました。従前は、会社全体の売上と経費の収支資料しか存在しなかったため、事業所単位に絞った戦略立案が出来ていませんでした。今回の細分化した資料をもとに、事業所単位で数字に基づいた売上増加策と経費削減策を立案することが可能となりました。

お客様の声

​Ⅴ

今まで漠然と収支管理をしていたため、介護報酬改定などの急な外部環境要因の変更に対応しきれず、赤字となってしまいました。黒字だと思い込んでいた事業所も、実は収支があまり出ていなかった事業所もあったため、数字に基づいた資料であるため大変助かっています。拠点別事業別に収支を細分化することができたため、事業所単位の戦略立案が可能となり、現状では早期に黒字回復することができました。

アンカー 2
同僚間の会議
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03

新規出店
シミュレーション

​お客様の状況とご相談内容

大阪市内に5店舗とセントラルキッチンを持つFさま。セントラルキッチンで製造したお菓子を、直営5店舗と業者向けに卸売を行っていた。さらなる売上の拡大施策として、海外新規出店と国内新規出店を検討していた。出店地域のマーケティング調査と、出店にかかる収支シミュレーションを作成してほしいと、当社へ相談に来られました。

​ステップ1

現状把握

経営理念や経営目標、ブランドコンセプトやアクションプランなど、会社全体の経営方針について確認しました。そこから、事業別にブレイクダウンして、現状の店舗状況について、出店地域と収支の状況を分析しました。新規出店の概要(コンセプト、ターゲット、4Pなど)をヒアリングして、既存店舗の中でベンチマークとなる店舗を探しました。

ステップ2

現地調査と収支シミュレーション作成

新規出店の地域について、人口動態(年齢、性別など)を調査しました。また、簡易にアンケート調査を実施することで、定性情報も分析しました。ベンチマーク店舗と比較して、地域住民の状況から客数を計算して客単価と掛け合わせることで売上を求め、ベンチマーク店舗から経費をシミュレーションし、収支状況を計画しました。また、開店前経費から月別で計算し、開店後と今後5カ年にかかる収支シミュレーションを行いました。

ステップ3

新規出店

現地調査レポートと収支シミュレーション資料をお客様に提出し、資料を元に新規出店を行いました。計画と実績を比較して、都度計画を修正していくことで、予測不能な事態に備えて臨機応変に対応できるようにしました。PDCAサイクルを常に回し続けることで、早期に新規店舗を軌道に乗せることに成功し、既存店舗の収支実績を上回る収支実績となることとなりました。

お客様の声

​Ⅴ

今までは、頭の中でのみ出店計画を行っていたため、軌道修正が難しく収支黒字化にかえって時間を要していました。事前に新規出店の周辺状況を調査してから出店していたため、開店前と後でスムーズな対応ができました。自分では予想していなかった分析結果もあったので、調査資料をもとに考えを修正しながら取り組むことができて大変助かりました。

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